情報
ポリラインの三次元図形

トップページへ

情報へ

更新 2018年2月1日



ポリラインの三次元図形   2018年2月1日

ポリラインの三次元図形であるポリメッシュについて説明します。
ここで説明する内容は、書籍「DXFハンドブック(第二版)」を補足することを目的としています。このため、書籍「DXFハンドブック(第二版)」で説明されている内容については説明がありません。具体的には、「MESH(メッシュ)」「EXTRUDEDSURFACE(押し出しサーフェス)」「LOFTEDSURFACE(ロフト サーフェス)」「REVOLVEDSURFACE(回転サーフェス)」「SWEPTSURFACE(スイープ サーフェス)」「SURFACE(サーフェス)」「PLANESURFACE(平面サーフェス)」「NURBSURFACE(NURBSサーフェス)」「3DSOLID(3Dソリッド)」については書籍「DXFハンドブック(第二版)」を参考にしてください。


ポリラインのポリメッシュ

項目「POLYLINE(ポリライン)」のグループ コード「70」にフラグ ビット値「64」が設定されている場合、ポリラインのポリメッシュです。

1 = 閉じたポリライン、または M 方向で閉じている三次元多角形メッシュ
2 = カーブ フィット頂点追加
4 = スプライン フィット頂点追加
8 = 三次元ポリライン
16 = 三次元多角形メッシュ
32 = N 方向で閉じている三次元多角形メッシュ
64 = ポリメッシュ
128 = ポリラインの頂点で線種パターンがリセットされない。

ポリメッシュの場合、グループ コード「71」「72」があらわれます。

71 = ポリメッシュの頂点の数
72 = ポリメッシュの面の数

pface_001

項目「POLYLINE(ポリライン)」に続き、項目「VERTEX」があらわれます。
項目「VERTEX」には、頂点の座標値と、面を構成する情報があらわれます。
最初に、項目「VERTEX」が頂点の数だけあらわれます。
次に、項目「VERTEX」が面の数だけあらわれます。
項目「VERTEX」が頂点を意味するか、面を意味するかは、グループ コード「70」により判断できます。項目「VERTEX」のグループ コード「70」の内容は次のとおりです。

1 = カーブフィットにより作成された追加の頂点
2 = 頂点に対して定義されたカーブ フィット接線
4 = 未使用
8 = スプライン フィットにより作成されたスプライン頂点
16 = スプライン フレーム制御点
32 = 三次元ポリライン頂点
64 = 三次元多角形メッシュ
128 = ポリメッシュ頂点

項目「VERTEX」に「192」が設定されている場合、頂点を意味し、グループ コード「10」「20」「30」に X, Y, Z の座標値があらわれます。

pface_002

pface_003

項目「VERTEX」に「128」が設定されている場合、面を意味し、グループ コード「71」「72」「73」「74」に面を構成するインデックスがあらわれます。面を構成するインデックスとは、頂点の番号です。この番号は、最初の頂点が「1」、次の頂点が「2」というように一つずつ大きくなります。

pface_004

インデックスがマイナスの場合、マイナスのインデックスから次のインデックスまでのエッジが非表示であることを意味します。
この例では頂点「2」から「6」のエッジが非表示となります。エッジが非表示というだけで面は存在します。

pface_005

面は、必ず4点から構成されるわけではなく、3点の場合もあります。
項目「VERTEX」に「128」が設定されている場合、面を意味することは説明しましたが、必ず、グループ コード「71」「72」「73」「74」があらわれるわけではなく、グループ コード「74」があらわれないこともあります。つまり、3点で面が構成されている場合、グループ コード「71」「72」「73」だけでグループ コード「74」はあらわれません。
この例では、頂点「1」「2」「3」による三角形と、頂点「1」「4」「3」による三角形がありますが、どちらもグループ コード「74」はあらわれません。

pface_006

pface_007

pface_008


なお、五角形の場合、四角形と三角形で一つの五角形を構成します。そして、一部のエッジが非表示となります。


このページのトップへ戻る



このホームページの情報にもとづいておこなった結果について、落合重紀は一切責任を負いません。

トップページへ
情報へ